8、落合俊典——金刚寺一切経の系谱论的考察
金剛寺一切経の系譜論的考察落合俊典Ochiai Toshinori日本國際佛教學大學院大學教授序日本の奈良時代(8世紀)から鎌倉時代(13世紀)にかけて書写された古写経は文化財的調査が進展した割には文献学的価値の重要性について論じられることは少なかった。しかし、1990年に平安時代後期(12世紀)に書写された七寺一切経中から中国南北朝時代に成立したと想定される古逸経典が発見されたことを契機に見直し...
2024-07-24 11 0
金剛寺一切経の系譜論的考察落合俊典Ochiai Toshinori日本國際佛教學大學院大學教授序日本の奈良時代(8世紀)から鎌倉時代(13世紀)にかけて書写された古写経は文化財的調査が進展した割には文献学的価値の重要性について論じられることは少なかった。しかし、1990年に平安時代後期(12世紀)に書写された七寺一切経中から中国南北朝時代に成立したと想定される古逸経典が発見されたことを契機に見直し...